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今週のグラビア Part.64(ALL:1000)
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[6] 名前:rabbitcourse:2015/10/6 04:06
  僕はフースター。犬で動物だけど、人間の言葉を口に出して話せる。
一年前から、一軒家で一緒に暮らしている人間の女性のエルムさんは
その事に酷く驚いていた。
「こう寒いって言う日には犬肌もとい人肌だよね〜。」
リビングに設置されているソファーに仰向けになり、僕の事を両腕に
収めているエルムさん。
「僕は犬であり家族であって、決して電気毛布ではないんだけど?」
今みたいに僕で暖を取る事は別に嫌なんかじゃないのだけれど。
「確かにそうだね。それとさすがにフースターだけじゃ寒いしね。」
利き手でストーブのスイッチを入れて、設定温度を20度に設定する。
しばらくすると、部屋がだいぶ暖かくなった。だけど僕を離さない。
「フースターは暑い夏だとか、寒い夏だとか平気そうでいいよね。」
「野良犬の時期が結構長かったからね。身体は丈夫だと思うよ。」
しかし外での生活は色々と大変であり恥ずかしい事ばかりだった。
トイレの時に僕が終わるまで動く事が出来ないからって、見知らぬ
雌犬に何度も覗かれたりもした。これでも僕は雄犬であるのに。
「あ〜毛が柔らかくて気持ちいいから、離れたくなくなるよ。」
エルムさんが僕の顔に自分の顔を何回か擦りつけてくる。
「その気持ちは分かるんだけども、まだやる事が残ってるよね?」
「家事の事を言っているのかな?それなら残りは午後に全部
片付けちゃうつもりだったから、心配しなくても大丈夫だよ。」
基本的にエルムさんは家で過ごしている事が多い。冷蔵庫の中身が
寂しくなっていたりすると、買い物。たまに散歩に外に出る。家は
町中から徒歩40分の小さな森にある。一人と一匹には少しだけ広い。
「エルムさんは元々野良犬だった僕の事を怖いとか思ったりする?」
「思った事は一度たりともないんだけど、一体どうしたの?」
「ううん、ちょっとね。いつも僕を抱く時はエルムさんが下だね。」

「言われてみると、そうだよね。でも私は嫌じゃないよ?
何かこの体勢でいると、いい気分になるから。フースターの温もりを
感じる事が出来て、それが安心するって言うか…分からないかな?」
同じく僕もこうして、エルムさんに抱いてもらっていると安心する。
子供の時に親に
してもらってから、それ以来だ。
「犬の場合は自分から仰向けになると、何されても文句は言えないんだ。」
「へぇ〜そうなんだ。じゃあフースターは今から私に何かをするの?」
「しないよ。しないけど…少し無防備だと思ったから。」
「それは何かな?私が無防備だと、フースターが何か困るのかな?
大丈夫だよ。私にはフースターがいるから。」
昼食を済ませ午前に干した洗濯物を畳む。エルムさんみたいには
両足が使えないから
数枚しか畳めない。何か手伝いたいと思ってから自分が犬に
生まれた事を恨む。
「そんなに嫌なの?手が無いの。」
そう言いながら畳んだ服をエルムさんは家具にしまう。
「だって足なんて手より使える事が無いよ?」
「まあ基本歩くための物だもんね。」
「四本の足で歩くより二本の手と足でエルムさんの手伝いをしたい。」
全部しまい終えると僕の前に正座して両手を握った。
「その気持ちだけでいいよ。ありがとう。手伝いとかはフースターが
出来る範囲内でいいからね。」
「エルムさんのためなら何でも出来るよ?」
「こらこら嘘はついちゃ駄目だよ。何でもなんて言葉はそんな簡単に
使わないの。」
「よくテレビや本で何でもするから〜とか見るけど?」
エルムさんが持ってる小説にその台詞があった。
「いい?何でもって恥ずかしい事も含まれるんだよ?」
「は、恥ずかしい事って…例えば?」
「思いっきり擽られて可愛い笑顔を見られたりするとか。」
それはどっちかって言うと苦しいんじゃ?
「裸を見せるってのもあるけど最初から裸だもんね。フースターは。」
「今の説明でよく分かったよ。変な事言ってごめん。」
確かに恥ずかしい事はしたくもないしさせられたくもない。
「あれ?私ってフースターと本読んだ事あったっけ?」
「エルムさんが寝てた時に読み掛けのカバーがかけてある小説を
見たんだよ。」
すると何故かエルムさんは顔を赤くして僕に聞いてきた。
「見たってどのくらい!?」
「ほんの少しだけだけど?」
左手を顔に当て、そのまま黙ってしまった。ちなみに簡単に小説の
内容を説明すると
人間の男性が幼い頃に家の事情で別れた動物と再会した直後に
捨てられたと勘違いしてる、その動物に襲われると言う話。
「その見た小説の事は忘れてくれないかな?」
「もしかして普通じゃない内容の小説だった?」
開いてたページしか見てないけど今のエルムさんの反応からすると
きっとそうなんだろう。
「そう。だから忘れて。」
「うん。僕は何も見てないよ。」
続きが気になりエルムさんが部屋を出てから本棚を探した。
一通り見たけど
それらしき本が無い。ベッドと布団の間や家具の後ろにもだ。
諦めて横になる。
午後三時になりエルムさんが菓子を持って部屋に入ってきた。
「あっ、ここにいた。お菓子食べるよね?」
「見たい本があるんだけど、取ってもらってもいい?」
「いいよ。どれ?」
エルムさんに頼んだ本は動物の生態と言うタイトルだ。自分の
身体なのに名前が分からない所もある。
「この本は厚いから私も全部読めてないんだよね。」
目次で何処を見ようかと悩んでたら発情期の文字があった。
大人だから僕も
なった事はある。でも詳しくは知らないし気になってた。さっそく
そのページを
開こうと鼻で本を押す。開かれたページにはカラー写真で犬の陰茎が
写されてた。
「いつもトイレでフースターの見て慣れてるからいいけど何処開いてるの?」
「しょうがないよ。たまたまで狙ってした訳じゃないし。」
エルムさんにページ数を教え開いてもらう。最初からこうすれば
良かった。左右共に発情期のページだった。
「このページで間違いない?」
「ううん…いやそこで合ってる。」
「ううんってもしかして見るのが恥ずかしい?」
「それもあるけどエルムさんに知られたくなかったから。」
全然関係ないページと交互に見るつもりだったのに。
「自分の身体の事なんだから、ちゃんと知っておいた方がいいよ?
恥ずかしいのは
分かるけど大事な事だよ。人間の学生だって学校の授業で
性教育があるんだから。」
「エルムさんはこのページはもう見たの?」
「見たと言うか…真っ先に。」
「どうしてよりにもよって最初に。」
見られたくなかったって言ったら、それはエルムさんが僕のために
動物の事を
詳しくなろうと本で勉強してくれた事に対して失礼だ。それでも
正直な気持
発情期がある恥ずかしい動物に好きでなったんじゃないと言いたい。
「全部見るつもりで買ったんだから遅かれ早かれ、このページは
見るんだよ?」
「う、うん。」
発情期のページだからか交尾についても説明がある。雄は雌の
匂いで性的に
興奮し股間から勃起したペニスが露出する。雌の性器に挿入して
腰を振り
数回射精をすると雄がペニスを雌から抜く。見れば見る程
恥ずかしいのに
集中して読んでしまう。頭の中で交尾をイメージしながら。

最初は私の事を気にしてたのに今は本に夢中だ。顔が赤く呼吸が
乱れ股間から
見えてはいけない物が見える。自分でページを捲り読み進める。
姿勢はお座りから
四つん這いに。腰も前後に動き出した。
「…っ…はぁ…。」
フースターの声を聞いて私は何フースターを止めないで
見てるんだろうと
思った。もしかしたら最終的に本の通りに
射精してしまうかもしれないのに。
でもそれとは別にこのままにしててもいいかなと思う。多分
フースターは
恥ずかしいって理由で発情期の時ぐらいしか射精を
してないだろうし。
フースターの身体の下にティッシュペーパーを何枚か敷き
気付かれない様に
音を立てずに部屋を出る。ドアの側に立って、とりあえず待つ。
何を待ってるのかと
自分に聞きたい。いや分かってるけどさ。
「あっ…あっ…!!」
ドア越しから、フースターの聞いた事も無い声が聞こえた。仮にも
自分の部屋の
中で何がか起こったんだろうけど私はそのまま動かなかった。
ドアをほんの
少しだけ開けて、フースターの様子を見る。目を瞑り大きく口を
開け息を
吐いてる。苦しそうなのか気持ちいいのか分からない表情だ。
しばらくして
また身体の前後の動きを始めた。本が汚れてない事に安心して
私はドアを閉めた。

「エルム…さん」
フースターが尿意を訴えて私の部屋から出て来たのは、もう夜の
事だ。洋式便座に
フースターを立たせ体液で汚れてる肛門を触り身体から出てきた
先端をもう
片方の手の平で擦り完全に勃起したペニスを押さえ便器に向ける。
すぐに精液が
混じった尿が出た。限界まで我慢してたから水音が凄かった。
もう尿道に精液は残ってないだろうけど一応ペニスを擦る。ここで
ちょっとした話を。
フースターが初めて家のトイレを使ったら尿が股間と便座と床を
汚し、うまく
出来なかったから私が手伝いを申し出た。でもそれは
恥ずかしいからと
フースターは断ったけど、その後お風呂で汚れたペニスを
洗ってると
トイレで見られなくても、お風呂で見られる事にフースターは
気付いた。
最初はお風呂でシャワーを股間にかけながら放尿してもらい
その方法で
恥ずかしさをあまり感じなくなったから、ようやくトイレで
する事が出来た。
トイレじゃなく外ってのもあったけど野良犬の時雌の動物に
見られた
トラウマがあるから駄目でお風呂は本来は人間でも用を足す
場所ではないから
駄目だった。動物は人間より外で生活してる分、フースター程
ではないにしろ
ペニスや放尿を見られるの多いけど今は私にしか見られないよと
説得もしたりした。

お風呂と夕御飯を済ませ後は寝るだけとなった。久しぶりに
リビングの
ソファーで寝る事にした。私の部屋だと、フースターが
寝れないだろうから。
ベッドより狭いから私の上にフースターを乗せる。
「本当にごめんなさい。エルムさん。」
「悪いのはフースターを止めなかった私だからね?」
「そうだとしても迷惑をかけたのは僕だ。後始末も
してもらったし。」
「本や床は事前に私が敷いたティッシュペーパーで
汚れてなかったよ。」
あの時フースターを気遣ったつもりで部屋をでたけど
フースターからしてみれば私に自分でも知らないうちに自慰を
見せてしまった事になるんだ。
「それとすぐに部屋の外に出たから私は何も見てないよ。」
「でも何をしてたのかは知ってるでしょ?」
「…」
「自分が本に書かれてる事を見ただけであんな風になるなんて
思わなかった。」
フースターの頭と身体をゆっくり撫でた。
「もう寝ようか?今日は疲れただろうし。」
「…うん。おやすみ、エルムさん。」
もし明日まで引き摺ってたら責任感じるな。

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